意思決定能力を失った高齢者の「代理人不在」問題

【知ってる?】医療判断ができず家族や法的代理人もいない高齢者は「unrepresented(代理人不在)」と定義され、今後さらに増加する見込み

米国老年医学会は2025年、判断能力を失った高齢者のうち(1)特定の治療について同意できない、(2)事前指示書がない、(3)家族・友人・法的代理人がいない状態を「unrepresented(代理人不在)」と再定義した。こうした高齢者への医療判断は極めて困難で、人口動向から今後さらに増えると予測される。声明は、能力評価・代理人捜索・患者価値観の多職種把握・偏見防止を含む公正な手続き基準を推奨し、リスクのある高齢者を事前に特定する取り組みと、州ごとに異なる法制度の統一を求めている。


原典: PMID 39614758 (Journal of the American Geriatrics Society, 2025)