太鼓のリズムが意識状態を変える神経メカニズム

【ちょっと驚き】太鼓などのリズム音は、脳の視床皮質経路を低周波活動に同調させ、意識状態の変化と関連する。

人類は古くからリズム音を用いて意識状態を変えてきたが、その神経基盤は謎だった。この総説論文では、リズム音による非日常的体験に関する行動・認知・神経の研究が統合された。リズム音への曝露は、吸収と弛緩の状態を促進することと関連していた。神経活動の知見は多様だったが、著者らは「視床皮質経路が低周波活動に同調する生理学的メカニズム」が関与する可能性を議論している。興味深いことに、この状態は精神病や幻覚体験にも特徴的な生理状態だという。リズム音が意識に与える影響は、多様な研究手法を反映した複雑な現象であることが示唆された。


原典: PMID 40668575 (Annals of the New York Academy of Sciences, 2025)