敗血症性心筋症と腸内細菌の双方向の関係
【意外な事実】敗血症による心臓の病気は、腸内細菌と相互に影響し合っている
敗血症性心筋症(SIC)において、腸内細菌とその代謝物が心機能に深く関わることが明らかになってきた。この関係は一方向ではなく、腸から心臓へ影響する「順方向の腸-心臓軸」と、心臓の治療薬や心機能の変化が腸内細菌の組成を変える「逆方向の腸-心臓軸」の双方向で成り立っている。レビュー論文では、この複雑な相互作用を体系的に整理し、腸-心臓の相互作用を標的とした敗血症性心筋症の治療戦略の可能性についても考察している。腸内環境と心臓の健康が互いに関連し合うメカニズムの解明が進んでいる。
原典: PMID 40449812 (Pharmacological research, 2025)