ヒ素の代謝に腸内細菌が関与、血糖調節への影響も
【ちょっと驚き】世界で約2億人がヒ素の毒性レベルに曝露されている
WHOが「世界最大規模の集団中毒」と認定するヒ素汚染は、自然由来および人為的活動により世界で約2億人が影響を受けている。ヒ素は他の有害金属(鉛や水銀など)とは異なり、微生物・植物・動物によって代謝される特性を持つ。近年の研究では、ヒ素曝露が膵島細胞に影響し、グルコース刺激によるインスリン分泌など糖尿病の発症機序に関わるプロセスと関連することが報告されている。さらに、ヒトの体内および腸内細菌叢によるヒ素代謝が、宿主の曝露レベルや健康リスクに影響を及ぼす可能性が指摘されており、微生物との相互作用を解明することが重要とされる。
原典: PMID 39674445 (Chemico-biological interactions, 2025)